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親から資産を受け継ぐ世代へ。"使う"と"守る"の両立法

こんにちは、マネーヘルスサポートの岩野です。
50代、60代を迎えると、親からの相続によって思いがけず資産を手にする方が増えてきます。
親が大切にしていた預貯金、実家の不動産、株式や保険。親が一生懸命築いてきた財産を引き継いだとき、多くの方が「この資産をどう扱えばいいのだろう」と悩まれます。
「親の想いが詰まった資産だから、大切に守りたい」 「でも、ただ銀行に眠らせておくだけでいいのか」 「どうやって次の世代に引き継げばいいのか」
親から受け継いだ資産は、あなたが大切に育て、次の世代へとつないでいくものです。大切なのは、資産を減らさずに守りながら、必要なときには適切に活用できるよう準備しておくこと。そして、自分らしい管理方法を見つけることなのです。
目次
まずは「資産の棚卸し」から始めよう
相続した資産をそのまま放置してしまう方は少なくありません。まず最初にやるべきは「何がどのくらいあるのか」を正確に把握することです。
預貯金、株式、投資信託、不動産、保険など、相続する資産は多岐にわたります。通帳やキャッシュカードが複数の金融機関に分散していることも珍しくありません。一覧表を作って、資産の全体像を「見える化」しましょう。
不要な資産は整理する勇気を
実家の不動産をそのまま残しているけれど、誰も住む予定がない。地方の土地を相続したけれど、管理が大変。こうした資産は、早めに売却や処分を検討しましょう。
固定資産税や管理費がかかり続けるだけでなく、空き家は近隣トラブルの原因にもなります。売却して現金化すれば、その資金をより効率的に運用して資産を育てることができます。
資産を育てる2つの考え方
受け継いだ資産をどう活かすか。お金を「使う時期」で分けて考えるとわかりやすくなります。
①守りながら増やすお金(中長期運用資金)
5年、10年先を見据えた資金です。将来の老後資金として確保し、しっかりと育てていきたいお金です。
銀行に預けているだけでは、物価上昇で実質的な価値が目減りしてしまいます。資産を守るためには運用が必要です。
新NISAや投資信託を活用して、リスクを抑えながら運用することで、インフレに負けない資産づくりができます。特に新NISAは非課税で運用できるため、相続した資金を育てるには最適な制度です。
長期的な視点で、コツコツと資産を増やしていくことが、親から受け継いだ財産を守り育てることにつながります。
②いざというときの備え(流動性資金)
医療費、介護費用、家のリフォームなど、予期せぬ支出に備える資金です。この部分は預貯金で安全に保管しましょう。
資産を育てることは大切ですが、すべてを運用に回してしまうと、いざというときに困ってしまいます。必要なときにすぐ使える資金を確保しておくことも、資産管理の重要なポイントです。
インフレから資産を守る
親世代が資産を築いた時代と、今の時代は大きく異なります。低金利が続く中、銀行に預けているだけでは資産は増えません。それどころか、物価上昇により、実質的な価値は目減りしていきます。
例えば、1,000万円を銀行に預けていても、年利0.2%では1年間で得られる利息は2万円です。一方、物価が2%上昇すれば、実質的な価値は20万円も目減りしてしまうのです。
親が守ってきた資産を次の世代に引き継ぐためには、インフレに負けない運用が必要です。
リスクを抑えた運用を
「投資は怖い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、適切な方法を選べば、リスクを抑えながら資産を育てることができます。
- 分散投資:複数の資産に分けて投資することでリスクを軽減
- 長期投資:短期的な値動きに一喜一憂せず、じっくり育てる
- 積立投資:一度にすべてを投資するのではなく、時間を分散
これらの方法を組み合わせることで、安定的に資産を育てることができます。
次世代へつなぐという視点
相続した資産を自分の代で減らしてしまうのではなく、次の世代へしっかりと引き継ぐことも大切な役割です。
計画的な生前贈与
年間110万円までの非課税枠を活用すれば、税金をかけずに次世代へ資産を移すことができます。お孫さんの教育資金、お子さんの住宅購入の頭金など、本当に必要なタイミングで援助できれば、家族の絆も深まります。
注意点(持戻し期間): 贈与者が亡くなった際、相続開始前7年以内に行われた贈与は、相続財産に加算され相続税の課税対象となります。計画的な贈与を早めに始めることが大切です。
また、計画的に生前贈与を行うことで、将来の相続税負担を軽減することもできます。自分が元気なうちに、家族の喜ぶ顔を見られるのも嬉しいものです。
資産を育てながら次へつなぐ
親から受け継いだ資産を、ただ守るだけでなく、しっかりと育てて次の世代へ。そうすることで、親の想いも一緒につないでいくことができます。
贈与には一定のルールがありますので、税理士など専門家に相談しながら進めることをおすすめします。
まとめ
50代、60代は、新しいステージの始まりです。親から受け継いだ資産を「重荷」ではなく「次世代へつなぐ大切な財産」として捉えてみてください。
ただ守るだけでなく、インフレに負けないよう育てる。そして、計画的に次の世代へつないでいく。このバランスこそが、親の想いを受け継ぎ、家族の未来を守ることにつながります。
大切なのは、正解を探すことではありません。あなた自身が納得して、心穏やかに過ごせる選択をすることです。
ひとりで悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。受け継いだ資産を大切に育て、次の世代へしっかりとつないでいけるよう、全力でサポートいたします。





