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【金融知識基礎編】iDeCoのメリット・デメリット。60歳まで引き出せないのは本当に不便?

「iDeCoって税金が安くなるらしいけど、60歳まで引き出せないんでしょ?それって不便じゃない?」
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)を検討している方から、よくこんな声を聞きます。確かに「60歳まで引き出せない」という制約は、一見デメリットに感じるかもしれません。でも本当にそうでしょうか?
今回は、iDeCoのメリット・デメリットを整理しながら、「引き出せない」ことが本当に不便なのかを考えていきます。
目次
iDeCoの3つの大きなメリット
まずは、iDeCoの主なメリットを見ていきましょう。
1. 掛金が全額所得控除になる 毎月の掛金が全額、所得税・住民税の計算から差し引かれます。例えば、年収500万円の会社員が毎月2万円(年間24万円)を拠出した場合、年間で約4.8万円の節税効果があります。これは20年続ければ約96万円の節税です。
2. 運用中の利益に税金がかからない 通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかります。例えば、投資信託を売却して10万円の利益が出たら、約2万円が税金で引かれてしまいます。
しかしiDeCoなら、運用中に商品を売却して利益が出ても税金はかかりません。その利益を丸ごと再投資できるため、長期で運用するほど複利効果が大きくなります。
3. 受け取る時も税制優遇がある 60歳以降に受け取る際、一時金なら退職所得控除、年金なら公的年金等控除が適用されるため、通常の投資よりも税負担が軽くなります。
退職金控除は20年以内の掛け金だと、控除金額が40万円×20年=800万円になりますが、20年を超えると、控除金額が70万円×n年となるため、大きく控除を受けることができます。少額でも長く積み立てることが大切です。
iDeCoの3つのデメリット
一方で、デメリットも確認しておきましょう。
1. 60歳まで原則引き出せない これが最大の特徴であり、人によってはデメリットと感じる点です。急な出費があっても、途中で解約して現金化することはできません。
2. 手数料がかかる 加入時に手数料が最低でも2,829円、毎月の運営管理手数料(金融機関によって異なる)、受取時手数料(440円/回)がかかります。
3. 掛金には上限がある 会社員なら月額1.2万円〜2.3万円、自営業なら月額6.8万円など、職業によって上限が決まっています。
「60歳まで引き出せない」は本当に不便?
ここが重要なポイントです。「引き出せない」ことを不便と感じるか、それとも「強制的に老後資金を作れる仕組み」と捉えるか。
こんな方には「引き出せない」がメリットになる
- 貯金が苦手で、ついつい使ってしまう
- 老後資金を確実に準備したい
- 意志の力に頼らず、仕組みで貯めたい
「引き出せない」からこそ、途中で使ってしまうことなく、確実に老後資金を積み上げられるのです。つみたてNISAなら「今月は厳しいから解約しようかな」と誘惑に負けてしまうかもしれませんが、iDeCoならその心配がありません。
こんな方には向いていないかも
- 近い将来、住宅購入や教育資金などの大きな出費を予定している
- 手元に十分な生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)がない
- 収入が不安定で、毎月の拠出が難しい
つみたてNISAとの使い分けが賢い選択
「iDeCoかつみたてNISAか、どっちがいいの?」という質問もよくいただきます。答えは「両方使う」です。
おすすめの優先順位
- まず生活防衛資金を確保(生活費の3〜6ヶ月分を現金で)
- 少額からでもiDeCoで老後資金を積み立て(節税効果を最大限活用)
- つみたてNISAも併用(柔軟に使えるお金として)
つみたてNISAは途中で引き出せるので、住宅購入資金や教育資金など、老後以外の目的にも使えます。一方、iDeCoは完全に老後専用と割り切ることで、それぞれの役割が明確になります。
ケーススタディ:30歳会社員の場合
田中さん(30歳・会社員・年収450万円)の例
- 毎月の手取り:約28万円
- 生活費:約20万円
- 余裕資金:約8万円
田中さんの選択
- iDeCo:月1.2万円(会社員の上限)→年間約2.4万円の節税
- つみたてNISA:月3万円
- 生活防衛資金:別途60万円を普通預金で確保
「iDeCoは60歳まで引き出せないけど、そもそも老後資金として貯めているから問題ない。むしろ、引き出せないからこそ続けられる。つみたてNISAは、もし5年後に家を買う時に使えるお金として安心」
このように、目的を分けて使うことで、「引き出せない」デメリットが気にならなくなります。
自分のライフプランに合わせて判断を
iDeCoの「60歳まで引き出せない」という制約は、人によって受け止め方が異なります。大切なのは、自分のライフプランと照らし合わせて判断することです。
- 今後5〜10年で大きな出費の予定がある → つみたてNISA優先
- 老後資金を確実に準備したい → iDeCo優先
- 両方できる余裕がある → 併用
もし判断に迷ったら、一人で悩まずに専門家に相談してみましょう。
あなたの状況に合わせた最適なプランを一緒に考えることができます。
老後資金は、早く始めるほど有利です。「引き出せない」という制約を味方につけて、着実に未来への準備を始めましょう。
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